鹿児島県文化協会

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運営基本方針

令和5年度 基本方針

 新型コロナウィルスは、私たちの活動を一変してしまいました。創作活動・練習もできず発表する機会も奪われるなど大きな影響を余儀なくされました。もどかしい思いで活動を続けられた方々、中には活動断念を余儀なくされた方々もいらっしゃいます。
そんな中、5月からは感染法上の位置づけが5類に引き下げられるなどようやく落ち着きを見せ始め、今後は県内で活躍されている多くの会員の皆様の日ごろの活動や地域文化活動を取り戻し、これまでより一層前に進んでいく必要があります。
また、ウクライナ侵攻はいまだ混迷しており、北朝鮮によるミサイル威嚇、台湾・北方領土有事も心配される状況も見られます。このような時だからこそ私たちはグローバルな視点と平和への願いから文化交流なども果たしていかなければなりません。
政府は、こども家庭庁など子ども政策に本腰を入れるとしております。私たちは、これからの時代を担う子どもたちにこれまで培った文化を繋いでいく必要 があります。公立中学校の部活動の地域移行の話しも今後進んでいくことになります。しっかりと議論していかなければなりません。
このような時代だからこそ原点に立ち返ること、思考を重ね、一人ひとりの想いに耳を傾け、丁寧にそれでいながら大胆に改革・挑戦するため、次のとおり の具体的な取組みを実施してまいります。

重点事項

1.組織強化を図るために具体的に次の事を強化します。

  1. 新理事が選任され、心新たに三部会、三役会及び理事会等の有効的な会議運営に努めます。
  2. 三部会の具体的な目標設定と推進を図ります。そのためにも部会の体制をしっかり組織します。
  3. 事務局体制の整備、事務局会の定例化を図ります。
    事務局長の専任、事務局業務職員の業務専念、文化振興推進員の業務鮮明化など具体的にいたします。
  4. 加盟団体の声を聴き活動に活かされる意見交換会の具体的開催を目指します。
    近年開催されていないブロック等にも互いの信頼関係構築の下、開催してまいります。実施連絡調整の体制をはっきり明確にしてまいります。特に、プロジェクトの状況報告や皆さんの意見をプロジェクトでの協議にも反映できるように開催してまいります。
  5. プロジェクトの協議を答申としてまとめてまいります。

2.加盟団体や会員を増やす努力をしていきます。

  1. 文化研究活動団体など発掘・加入を促進します。
  2. 常にアンテナを張り、連携できることの模索などから加入を促進します。
  3. 学びの場の創造
    生涯学習講座など学びの場を行政と連携し、会員確保につないでいきます。
  4. 県・市町村行政などとの連携
    県も観光・文化・スポーツと一体となった振興を図ろうとしていることを考慮し、街おこし。観光イベント等の一翼を任せてもらうなど存在感を高めましょう。またそこに関わる様々な団体・個人とのつながりをきっかけに加盟促進につなぎましょう。
    県行政と具体的な取り組みが出来ないか、プロジェクトの答申も含め協議・検討し、何らかの形を生み出してまいります。
  5. 研修支援事業
    県文化協会で人材育成につながる事業等を紹介したりするなどコーディネート役を果たします。県民文化フェスタもその一つとして活用されるよう促進します。
  6. 外国人留学生・技能実習生などの加入促進に努めます。

3.若い世代などへ文化をつないでいく活動に取り組んでいきます。

  1. 総文祭を活用した高校生との取組みを図ります。
    機関紙・SNSなど情報発信に努めます。
    地域会場で行われる高校生(取組み)との連携
  2. 日常的な中高校生などとの連携を図ります。
    加盟団体の具体的な取組みを促します。事例などの紹介など促進します。
    部活動の地域移行化に意見を出してまいりましょう。
  3. 食文化などを担う若者たちとの連携―マルシェなどとの連携
    情報発信などの非常に高い方々です。連携することで文化協会の伸展にもつながると考えます。
  4. 外国人留学生・技能実習生などとの連携に努めます。
    人口や人材など地域の担い手として非常に貴重な存在となっている外国人と連携することで改めて自分たちを見つめることにつながります。積極的連携を促進します。

4.財政基盤の安定へ向け、しつかり努力を重ねていきます。

  1. 企業協賛等の拡大に努めると共に企業も納得していただける取り組みを展開します。
    広告協賛以外の協賛や県人会企業等からの協賛について具体的な展開をいたします。
  2. 賛助会員加入の働きかけをしっかり取り組みます。
  3. 県事業等の取り込みなど検討してまいります。
    プロジェクト答申も含め、研究検討してまいります。行政への要望等も考慮し、その一つとして県議会に文化議員連盟立ち上げの働きかけをしてまいります。
  4. プロジェクトの進行と共に財政基盤の安定・拡充に向けた短期間で実施できることを拾い上げ実施します。

5.新しい時代に合った会議や情報発信のあり方を模索し、進めていきます。

  1. リモートでの会議、SNSを活用した情報発信、映像等で見せるプレゼンテーションなどに努めます。
    リモート会議は、県民文化フェスタや理事会、意見交換会等から実施していけるよう検討します。
    SNS活用は、フェイスブック等で発信し、加盟団体と双方向でつながり共有できるようにいたします。
    見せるプレゼンテーションは、各種イベント等の様子を様々な機会・媒体によって見ていただけるようにしてまいります。
  2. 機関誌の充実を図ります。地域情報など加盟団体の情報提供など共に作ってまいりましょう。一昨年・昨年度のようなテーマ性を追求した読みたくなる機関紙を目指します。 SNS・メディア活用や経費面など考慮し、年一回の発行とします。
  3. メディアの活用を促進します。
    TV・ラジオ等コーナー(番組枠)を県文化協会で確保し、加盟団体も含め様々なイベント や人の紹介などができないか打診してまいります。
    例)加盟団体が特徴的かつ複数の団体間で連携してイベントを開催する時など、 県文化協会の後援承認を得て、発信する。
    市町村で町おこしと一体となったイベントなどを開催するとき、上記と同様な 発信が出来る。
    加盟団体の推薦を受けて、伝統を守り続けている人、献身的に文化を発信して いる人などの紹介をする。
    各地ケーブルテレビの活用

6.事業の研究・検討

  1. 県民文化フェスタの成功を目指します。
    県民文化フェスタinいさ2023は、地元実行委員会と密に連携し、オリジナリティ あふれるフェスタにしてまいります。
    分野別祭典「県民文化フェスタinかごしま2023」の充実を図ります。
    展示部門は、県民交流センターで充実した内容に努めます。
    これまでの3分野の他に伝統文化を表現する内容のものが出来ないかを検討します。
  2. 県民文化フェスタ以外にも柔軟で有効な事業検討。新設・運営に努めます。
    「渋谷おはら」など、県人会との交流の検討を進めます。
  3. 食文化交流の検討

7.様々な支援活動

  1. 「人の想いに心馳せる」活動を続ける私たち文化協会は、各種災害での被災支援やウクライナ侵攻などの人道支援に対して文化交流支援や支援募金など機会を捉えて実施してまいります。文化交流支援の具体的な取組みを研究検討してまいります。
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